モスクワの夜は青かった

フライト時間は約9時間強。シェレメーチェボ空港に到着。
モスクワと日本の時差は6時間。モスクワの方が遅い。
したがって5月31日の昼13時に日本を離陸して、9時間フライトして同日の16時過ぎにモスクワに着く。何か時間をタイムリープした気分だけど、9時間は飛行機の中で、帰りに帳尻が合うので別に時間を得したわけじゃあないんだな。

 シェレメーチェボのパスポートコントロール。ここに来ると「着いたなあ」って思う。

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 モスクワにはまた行きたいと思っていたけど、もう行くことはないとも思っていた。
つまり、前回の旅行が一生で一度のモスクワのつもりだった。
でもこうして1年もたたずに、私はモスクワにいる。
自分で選んだとはいえ、不思議な気分だった。そして、懐かしい気分でもある。 

 5月31日は水曜日。モスクワ本部の平日スケジュールを見たら19時からインストラクター、アレクサンドルのクラスがあった。
今回は週末セミナーはもちろん、モスクワの日常のクラスも通ってみたかったので、荷解きもそこそこ、参加した。

写真、グレーの上下の服を着たスキンヘッドの方がアレクサンドルさん。(そしてその左に創始者ミカエル・リャブコ氏)

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このアレクサンドルさんが本日のインストラクターのはずなんですけど、手前の金髪おかっぱの方がなぜか教えていた。「サーシャ」とよばれる人で、システマ本部では大御所ポジションっぽい。

今日はサーシャのターン!といわんばかり、ほとんどサーシャさんが教えてました。

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そして、驚いたのが、通常クラスではあまり教えないといわれている創始者のミカエルが指導しにきた。生徒たちはざわめいてミカエルに握手を求めていた。
初日でミカエルに当たって(?)うれしい。

 

 システマの通常クラスは最後にサークルアップと言って車座になって*1その日の感想を言う。
英語を話せるアレクサンドラさんが「訳してあげるよ」と私の横についてくれた。けれど、一応挨拶くらいは、ロシア語でしたいと思って、私が知る限りのつたないロシア語でその日の参加者に挨拶をした。
まさか、私の口からロシア語の挨拶が出てくると思わなかったのか、参加者が全員拍手してくれた。嬉しかった。
訳すつもりだったアレクサンドルさんはバツが悪そうだった。すみません。

 

モスクワはこの季節、緯度の関係で夜の9時ちかくまで明るい。日が落ちても夜の闇が黒より青に近い。

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とてもベタな設定だけど、数年前の自分と通信ができたらどんな会話になるか想像してみた。
「今、モスクワにいる」といったら、絶対に信じないと思う。死ぬまで家に引きこもっていると思い込んでいたから。いぶかしんで、「なんでモスクワにいるの?」と聞き返してくるにちがいない。
どう説明したらいいかわからないので、私は「色々あって……」と笑いながらはぐらかすと思う。



*1:日本では座ってサークルアップしますがロシアでは立ってやりました。